お酒とおつまみのペアリングとは!?
ペアリングとは、お酒と料理が合う組み合わせのことです。 例えば、赤ワインなら肉系、白ワインなら魚系など聞いたこともある方がいるのではないでしょうか。お酒と料理を口にいれた時に両方の風味の一体感がうまれたり、美味しさが膨れ上がったりします。味の未体験ゾーンを経験できるのがペアリングの魅力といえます。
筆者は味の未体験ゾーンで食べられなかった食材や飲めなかったお酒を飲むことができるようになりました。
ペアリングの逆!?お酒のおいしさを損なう組み合わせ
ペアリングがうまくいく場合はいいのですが、その逆のパターンももちろんあります。間違ったペアリングをすることで苦味が際立つことや甘すぎたりすることがでてきます。これは風味や味の関係が大きくかかわってきます。
例 日本酒(フルーティーで甘い) + お刺身 上記は一見、あいそうに見えてみなさんやってしまいがちな組み合わせです。筆者はこの組み合わせでフルーティーで美味しい日本酒もこんなもんかと思ってしまいました。
では、なぜ上記の組み合わせがよくないのか。 それは、フルーティーで甘い日本酒がお刺身の生臭さを引き立ててしまうためです。ペアリングを考えるとお酒も料理も無限にひろがっていきます。
お酒の種類と合うおつまみのパターン
・食事を楽しみたい場合
- 黄金系ビール・・・揚げ物
- ワイン全般・・・チーズ
- 日本酒(旨口)・・・塩辛
上記のお酒はアルコールの度数が蒸留酒と比べ低く幅広く複雑な風味をもちます。そのためピンポイントで料理とのペアリングが行えます。
・アルコールの香りをしっぽり楽しみたい場合
- ウィスキー・・・ドライフルーツなど
- テキーラ・・・タコスなど
- 焼酎(黒糖)・・・ラフテーなど
上記の特徴はアルコール度数が高く、独特の風味が特徴です。苦手と感じる方が多いのもこのあたりではないでしょうか。
・飲み物の香りを楽しみながら飲みたい場合
・チューハイ(レモン)・・・唐揚げのレモン添え
・サワー(ホワイト)・・・カレー風味系の料理
醸造酒や蒸留酒に、甘味料や果実、香辛料などを加えたお酒です。加えた種類によって風味や香りが異なることが特徴です。ペアリングをする場合は、フレーバーに合わせるイメージで行うとうまくいきます。
お酒とおつまみの【合う】にもパターンがある
・調和の関係・・・香りや味などが似ている組合わせ
例 レモンサワー(酸味)と鶏のから揚げのレモン汁がけ(酸味)など
・中和の関係・・・対象的な味を中和させる組み合わせ
例 琥珀系ビール(苦味)とチョリソー(辛み)
・補完の関係・・・どちらかに足りない味や香りを補う組み合わせ
例 黒ビール(苦味)とバニラ系アイス(甘み)
すぐに使えるペアリングのコツ【5選】
色合わせ
赤ワインには肉料理・白ワインには魚介類などお酒と料理の味を合わせるとうまくいくパターンが多いです。是非、同じような色のものをマッチングしてみましょう。
地域
お酒と地域の料理組み合わせは【先人の知恵】ともいうべきペアリングです。土地や風土に合わせた昔ながらの組み合わせで作られているので迷ったら是非、郷土料理や名産の物を考えてみましょう。
ラベルを読む
お酒の多くにはお酒の個性をラベルに書いてることがよくあります。ラベルの印象に似た料理を合わせると不思議とよいペアリングになることがあります。
油
料理に使う油によって合うお酒がかわってきます。これは香りや味の調和による影響です。オリーブ油やごま油など是非ためしてみましょう。
最後
お酒と料理のペアリングは無限に広がっています。ペアリングが上手くいったときの感動は忘れられない思い出になるでしょう。苦手なお酒も美味しく感じることもあるかもしれません。この機会に是非いろいろなペアリングを見つけてみはいかがでしょうか。
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